ひとりで運転しているときでも、友達や家族とドライブを楽しんでいるときでも音楽を聞きたいですよね?
ひと昔前はCDが主流でしたが、近年では「カーオーディオ」が普及し、CDだけでなくスマホやiPodなどを接続して音楽を流したり、USBを接続して音楽を流すことができたりするようになりました。
また、音楽だけでなくモニター付きのカーオーディオなら、映画やアニメなどの映像コンテンツも楽しめるようになりました。
今回はカーオーディオの選び方とおすすめの商品を紹介していきますので、参考にしていただけると幸いです。
カーオーディオのサイズについて

まずは、カーオーディオのサイズについて解説していきます。
現在カーオーディオのほとんどが、「DIN(ディン)」と呼ばれるドイツが制定した国際標準規格が採用されています。
サイズによって、「1DIN」と「2DIN」に分類されます。
1DIN

ディスプレイを搭載していないため、コンパクトです。正式な規格は幅180mm・高さが50mmとなります。
機能もシンプルなものが多いですが、その分価格は安く抑えられています。
2DIN

こちらはディスプレイを搭載しており、幅は1DINと同じですが高さが倍の100mmとなっています。
DVDやテレビなど映像を楽しむことができたり、スマホの地図アプリと連動させてカーナビとして使えたりと、1DINよりも多機能なモデルがほとんどです。
価格は、1DINよりも高めです。
最近の車は2DINタイプが取り付けられるように、ダッシュボード内にスペースが設けられている車がほとんどですが、車種によっては1DINタイプのものしか取り付けられない場合もあるので、2DINタイプを取り付けたい方は自分の車が対応しているかしっかりチェックしましょう。(2DINのスペースに1DINを取り付けることは可能です。)
1DINおすすめ商品3選
ここからはおすすめ商品を紹介していきます。
まずは1DINの商品を紹介していきます。
①パイオニア MVH-3600
BluetoothとCDには対応していませんが、USBとAUXに対応しているので、スマホや音楽再生プレイヤーを有線で接続して音楽を聞くことができます。
また、スマホに専用アプリをダウンロードすると、スマホをカーオーディオのディスプレイ代わりに使えるマルチディスプレイモードに対応しています。
対応フォーマットがMP3とWMAのみとなりますので、ご注意ください。
②ケンウッド U382BT
この商品の最大のポイントは、Alexaに対応しているところです。
1DINの場合サイズの都合上操作がしにくい傾向にありますが、Alexaに話しかけるだけで各種操作や連携したスマホでの音楽ストリーミング再生ができます。
対応メディアはBluetooth・CD・USBです。
2022年モデルの方がAlexaの使い勝手が良いようなので、Alexaを使いたい方は2022年モデルの購入をおすすめします。
③パイオニア DMH-SF700
1DINサイズにもかかわらず、9インチの大画面となっています。
「Apple CarPlay」、「Android Auto」に対応しているため、スマホを接続すれば地図アプリや音楽アプリ、電話などを大画面で操作可能です。
ハイレゾ音源にも対応しているため、高音質で音楽を楽しめます。
残念ながらCD・DVDには対応していないため、スマホと接続しての使用がメインという方向けです。
2DINおすすめ商品3選
続いて、2DINのおすすめ商品を紹介していきます。
①パイオニア FH-8500DVS
Apple CarPlayとAndroid Autoに対応しているので、Apple純正の地図アプリやGoogleマップを画面に写すことで、ナビ代わりとして使えます。
DVDにも対応しているので、映画やドラマも視聴可能です。
オーディオとして肝心な音質の評価もかなり高いです。
②ケンウッド DDX5020S
この商品の最大の強みは、USBミラーリング機能がある点です。
Android限定にはなってしまいますが、USBミラーリング機能を使えばスマホの画面がそのままディスプレイに映るため、車内でYouTubeの視聴が可能になります。
YouTubeが好きな方にはもってこいの商品です。
③クラリオン CX315
モニター付きではないため映像を映すことはできませんが、Bluetoothでスマホと接続することは可能です。
音楽とラジオが聞ければいいという方向けです。
ひとつ注意点があって、Bluetoothのバージョンが3.0というところです。
スマホのBluetoothがバージョン4.0以降だと接続できません。
Bluetoothが4.0以前のスマホを用意するか、CD-RとCD-RWに対応しているためオリジナルCDを作成するというのが解決策となります。
カーオーディオ購入の際は対応メディアを確認しよう
カーオーディオを購入する際は、使用したいメディアに対応しているかをしっかり確認しましょう。
主要なメディアを4つ紹介します。
①Bluetooth

スマホと接続して音楽を流したい方は、Bluetooth対応のカーオーディオがおすすめです。
Bluetoothは、数メートルから数十メートルの範囲で無線でデータの送受信を行うことができます。
Bluetoothにはいくつかバージョンがあり、新しいバージョンほど通信速度や通信距離が優れています。ちなみに本記事を書いている時点での最新バージョンは5.3です。
注意するポイントとしては、Bluetoothのバージョンが3.0以前のものと4.0以降は互換性がないため、接続することができません。
Bluetoothのバージョンは必ず確認するようにしましょう。
②CD・DVD

ほとんどのカーオーディオがCDに対応しています。
音楽ストリーミングサービスで配信されていないような音楽も楽しむことができます。
CD-RやCD-RWに対応しているものを選択すれば、パソコンで編集したオリジナルのCDも使用可能です。
2DINの場合、DVDに対応していれば映画やアニメ、ドラマなどを楽しむことができます。(停止時以外でのモニター注視は法律違反となりますのでご注意ください。)
③USB・SDカード

USB端子、SDカードスロットが搭載されているモデルを選択すれば、USBメモリやSDカードに保存した音楽を直接再生することができます。
CDと比べてコンパクトかつ保存容量も多いため便利です。
注意するポイントとしては、対応している音楽ファイルのフォーマット(MP3、AACなど)が機種やモデルによって異なっているため、よく確認する必要があります。
④AUX

AUXに対応しているカーオーディオはAUXはスマホや音楽再生プレイヤーを有線で接続して、音楽を再生することができます。
Bluetoothのような無線接続よりも、音切れや音飛びなどのトラブルが少ないです。
設定が不必要で、端子を挿すだけでいいのもメリットと言えます。
まとめ

いかかでしたか?
今回はカーオーディオの選び方とおすすめ商品を紹介してみました。
本記事を参考に、自分にピッタリのカーオーディオを見つけていただき、皆さんのカーライフがより楽しくなることを願っています。