「新車を買いたいけど知識が無くて心配」
「手続きとか面倒くさそう」
「高い買い物になるから失敗したくない」
など、新車を購入したいけど、中々購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は新車を購入する際の流れと、手続きについて解説していこうと思います。
新車を購入する際の流れ
新車を購入する際の流れを7つに区切りました。
それぞれ解説していきます。
①予算を決める

まずは予算を考えます。
車の購入費用と併せて、登録諸費用や保険料・ガソリン代などの維持費、ローンを組む場合は頭金が必要になることも覚えておきましょう。
無理なく購入できる価格帯の目安は、一般的に年収の50%です。
ただし、これはあくまで目安であり、年収や貯金額、生活費が人それぞれ違うため、ご自身の年収・貯金・生活費をしっかり確認して予算を立てる必要があります。
②車種を決める

予算が決まったら車種を考えます。
選ぶ際のポイントは、車の用途を考えることです。
用途からボディタイプを絞り、その中から予算に合った車種を選択しましょう。
例えば、「家族全員でお出かけしたい!」「キャンプや車中泊が好き!」といった方にはミニバンタイプの車が向いています。
ボディタイプをミニバンに絞って、その中でどれがいいか決めていきます。
ボディタイプごとの解説は、こちらの記事で解説しています。

③店舗を決める

ディーラーか、自動車販売店のどちらかで購入することがほとんどです。
それぞれのメリット、デメリットを挙げていきます。
ディーラー
ディーラーで購入するメリットは、以下の2つです。
逆にデメリットは、以下の2つになります。
自動車販売店
自動車販売店で購入するメリットは、以下の3つです。
デメリットは以下の2つになります。
決められない方は、ディーラーと自動車販売店の両方で下記の試乗、見積もりをしたうえで決めてもいいと思います。
④試乗する

カタログを見ただけでは分からない部分もたくさんあります。
試乗は必須ではありませんが、後で後悔しないためにも試乗することをおすすめします。
予約が必要になる場合もあるので、試乗の前に問い合わせが必須になります。
当日は運転免許証を必ず忘れないようにし、運転に適した服装を心がけます。
基本的に販売員の方が同乗します。気になる点はどんどん質問して疑問点が残らないようにすることが大切です。
⑤見積をとる

見積もりを出してもらいす。
複数の車種で迷っている方は全車種で見積もりを出してもOKです。
見積もりには、車両本体価格だけでなく、オプションや登録諸費用なども含まれています。
もう一度予算と照らし合わせて、問題がないかしっかり確認しましょう。
⑥契約手続き

試乗、見積もり共に満足できた場合はいよいよ契約手続きに入っていきます。
支払い方法としては、現金一括払い、クレジットカード払い、カーローンが主な支払い方法となります。
カーローンはいくつか種類があるため、特徴を書いておきます。
ディーラーローン
ディーラーで購入する場合に使えるローンになります。
購入と一緒に手続きができるため、面倒な手続きを省くことができます。
審査は通りやすいですが、金利が高めに設定されています。
自社ローン
自動車販売店で購入する場合に使えるローンになります。
厳密にはローンではなく、販売店が費用を立て替えててくれたものを返済していく形になります。
お店独自の基準での審査となるため、クレジットカード等の審査に落ちてしまった方でも通る可能性があります。返済期間が短めに設定してあることが多く、手数料も高めです。
自社ローンの取り扱いが無いお店もあります。
銀行系カーローン
金融機関が提供しているローンになります。
手続きはすべて自分でやる必要があり審査も厳しめです。その分金利が低く、返済期間も長めに設定することができます。
手続きに関しては、本記事後半にて説明していますので、そちらをご覧ください。
⑦納車

支払い方法を決めて契約手続きが完了したら、あとは納車を待つだけです。
一般的には注文後1~3か月で納車となりますが、現在は半導体不足やコロナの影響があるため、さらに長引くことが予想されます。
納車方法は自宅に車を届けてもらう「自宅納車」と、店舗に取りに行く「店頭納車」があります。
自宅納車は取りに行く手間は省けますが、別途費用が掛かります。
店頭納車の場合は費用は掛かりませんが、土日や祝日などを指定すると販売店も忙しくなるため、納車が遅れる可能性があります。
納車の際は、外観や内装に傷がないか確認する必要があるため、日没後の納車はおすすめしません。
以上が購入の流れとなっています。
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購入の際に必要な手続き
続いて手続きや税金について解説していきます。
必要書類について

契約に際して必要な書類について解説します。
書類の準備が遅れると、納車も遅れてしまいます。
半導体不足やコロナの影響で納車遅れが深刻化しているため、書類の準備不足で納期がさらに遅れるのは避けたいところです。
早めに準備をしておきましょう。
印鑑証明書・実印
実印と発行日から3ヶ月以内の印鑑証明書が必要になります。印鑑証明書は市役所で発行できます。
軽自動車を購入する方は、住民票と認印でOKです。
車庫証明書
管轄警察署で発行できます。
軽自動車を購入する場合は必要ありませんが、必要な地域もあるようなので、軽自動車を購入する方はよく確認しましょう。
所得証明書
銀行系のカーローンを使う場合は、所得証明が必要になります。
借入先によって必要な書類が変わってくるため、銀行系カーローンを使う方はよく確認してください。
自分で用意する書類は以上になります。
残りの書類は販売店が用意してくれるため、基本的に記名捺印するだけとなります。
税金について

新車を購入する際には、車両本体価格だけでなく、税金も支払う必要があります。
自動車税(種別割)
毎年4月1日時点で、車を所有している場合に課せられる税金です。
支払い方法としては、銀行振込やコンビニ払い、クレジットカード払い、バーコード決済などがあります。
5月初旬に通知書が届くため、期限内に支払う必要があります。
自動車重量税
車両の重量に課せられる税金になります。
普通車は0.5tごとに税率が変わってきます。軽自動車の場合は重量にかかわらず定額となります。
初回登録時と車検時に、車検証の有効期間分をまとめて支払います。
基本的には販売店側が手続きを行ってくれます。
環境性能割
車を購入した際に、排出ガスと燃費基準によって課される税金になります。
車両本体価格だけでなく、オプションで購入したオーディオやドライブレコーダーの金額も合計して税額が割り出されます。
まとめ

いかかでしたか?
今回は新車の購入の流れについて解説してみました。これで、大まかな流れは掴めたかと思います。
新車の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。